寝違え 背中 ストレッチ

背中のストレッチが必要な寝違え

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人は睡眠をとることが必要ですし、平均すると8時間前後は睡眠をとっています。
8時間は一日の3分の1に相当しますので、人生のかなりの部分が睡眠に充てられているのです。
このような睡眠をとることは、疲労の回復などの面で、とても大切な役割をしています。
ところがその睡眠をとることで、かえって疼痛が発生することがあります。
そうした睡眠によって発生する疼痛において、代表的なものが寝違えです。
寝違えというのは、睡眠中に不良な姿勢をとることによって、炎症を起こしたものです。
そのような炎症は、靭帯や神経や筋肉などいくつかの場所で起こす可能性があります。
そのうちいちばん多いのが、筋肉に炎症を起こすことです。
首は可動性の高い場所ですので、複数の筋肉が首の動きに関連しています。
そうした筋肉の一つが僧帽筋です。
僧帽筋は首だけではなくて、背中にまで広く走行しています。
そのため僧帽筋に炎症を起こすと、背中に疼痛が発生することがあるのです。

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僧帽筋が原因となる寝違えの治療法は、首を安静にすることが基本です。
例えばネックカラーを装着することで、首を動かさないようにすることもあります。
また座っているだけで僧帽筋には負担がかかるので、良肢位で寝て安静にすることも勧められます。
ところがこうしたことだけでは、寝違えの症状が改善しないことがあるのです。
とくに先述のような、背中の僧帽筋に炎症を起こした場合には、ほかのアプローチが必要になります。
その点でストレッチは、よく実践されている治療法です。
ストレッチがよく実践される理由は、簡便でありながら有効性が高いからです。
背中を走行する僧帽筋は、下位のほうでは第12胸椎まで付着しています。
そのためストレッチを行う際には、背中全体を伸ばすことが必要です。
背中全体ですから、体幹を屈曲することと回旋することが必要になります。
したがって寝違えの場合には、体幹の屈曲と回旋によるストレッチで改善することがあるのです。

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